巨人・阿部二軍監督は夜もグラス片手に宿舎の自室で指導
「去年の秋季練習で阿部さんに聞こうと思って聞けなかったことがあるんです。分からんことは聞きたいタイプ。秋には(村田)修一さん(コーチ)にも聞きに行って『おまえにはいろいろ言わんけど、分からんことがあったらいつでも来い』と言ってくれた。だから、ミーティングで阿部さんが言わなくても、監督の部屋に行っていましたよ。もう10年目。後がありませんから」
吉川大が続ける。
「僕が聞いたのは、打席での心構え、勝負強さとはなにか、配球の話とかですね。単純になにが足りないか。僕はどうしたらいいですか? とも聞きました。阿部さんは捕手。捕手目線での待ち方を教えてくれました。『投手ではなくて捕手との勝負。オレは打てるところを待っていた』と。めちゃめちゃ細かくてタメになりました。ノートを持っていって逐一メモを取りました。ボクもいける方なので焼酎を飲みながらです。2時間くらいですかね。行動を起こさないと後悔すると思ったので。『分かんないことがあったら一緒に考えるから』って言ってくれました」
それは育成のイスラエル・モタ(24)もそうだ。二軍のチーム関係者が明かす。