NBAにもコロナショック 八村塁が東京五輪に来日できない?
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米プロバスケットボールNBAも対策に乗り出した。
すでに各チームに対し、観戦客とのハイタッチを避け、サインする際にもファンが持つペンやジャージーを手にしないように勧告した。選手の間でも話題になっており、3日(日本時間4日)のキングス戦を前にウィザーズ・八村塁(22)は、開催が危ぶまれる東京五輪について「オリンピックをやりたいというのは僕らにもある。手洗いやうがいは一人ずつが気を使っていれば広がらないと思う」と、沈静化を訴えた。
NBAは五輪への選手派遣に積極的。今回もドリームチームを編成する米国の他、各国ともNBAのスター選手を中心とした布陣となる。大リーグとは異なり、五輪やW杯への出場は選手の希望が尊重され、NBAは出場の可否に関して口を挟めないが、新型ウイルスが猛威を振るっている今回ばかりはアダム・シルバー・コミッショナーも各球団オーナーも黙ってはいないだろう。
各国のナショナルチームに選ばれるのは、いずれもNBAを代表する選手ばかり。今季の年俸約4億9000万円の八村にしても、ルーキーながら今やチームの中心に据えられている。選手の身を案じる機構や球団側からすれば、東京五輪への派遣に難色を示すのは当然だ。