ロナウジーニョ偽造旅券で摘発…稀代のスターのなれの果て
【ロナウジーニョと実兄で代理人を務めるアシスの2人は、首都アスンシオンで行われる慈善事業イベントに参加するためにブラジルを出国。現地のホテルで<国籍の欄にパラグアイと書かれた>パスポートを提示して偽造が発覚。地元警察が出動して逮捕された】
ロナウジーニョは、現役引退後に「インスティトゥート・ロナウジーニョ・ガウショ」という団体を設立。自身のスポンサー活動、サッカースクールの運営など以外に慈善事業にも積極的に関与していた。ところが2015年、ブラジル国内の自然保護区域に違法な建築物を建てたことで罰金2億3000万円の支払いを命じられていた。
「ロナウジーニョは罰金を払わず、当局から国外逃亡の恐れありという理由でパスポートを没収されていた。もともとロナウジーニョは所得隠しの常習者として見られており、ブラジル国内での経済活動を制限されていた。もっとも知名度の高さから海外でのイベント参加など引き合いが多く、100万円単位の日銭が稼げる。しかし当局は、法外な収入を得ても申告しないでポケットに入れることも恐れており、それもあってパスポートを手元に置かないようにした。ロナウジーニョと兄アシスは相当に食い詰めてニッチもサッチもいかなくなり、偽造パスポートを使ってブラジルを出国したのでしょう」(マスコミ関係者)