“掌底一閃”で白鵬連勝 懸賞1本の不人気でいざ本性丸出し

公開日: 更新日:

 無観客の館内にたった1本だけむなしく回る懸賞旗……。目の前で「不人気」を突き付けられた横綱白鵬(34)の怒りに火がついたのだろう。

 2日続けて立ち合いで相手を張った白鵬。遠藤に繰り出した初日のそれはまだ「張り手」だったものの、9日の2日目は「掌底」と呼ぶべき強烈な一発。「ボゴッ!」と鈍い音を立て、力自慢の大栄翔をぐらつかせた。その隙に二本差して、抵抗する相手を難なくすくい投げだ。

 たった1本の懸賞が物語るように、いまや白鵬人気はどん底。これまでの言動を考えれば自業自得ともいえるものの、ヘソを曲げると何をしてくるかわからないのがこの横綱だ。

■不機嫌になると強い

 例えば2015年の1月場所。対戦相手の遠藤コールが沸き起こるや、それに不快感を抱いたのか、取組中に何度も右ヒジを振り回した。2016年5月場所では初顔合わせの正代に観客が大声援。顔を真っ赤にした白鵬は立ち合いで張ると、決着がついた直後もダメ押しで正代を土俵下に突き落とした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇