阪神の“藤浪コロナ”対応に他球団怒り心頭…開幕さらに窮地
■中日は2人が自宅待機に
実際、今回のあおりをモロに受けているのが中日だ。食事会の参加者でコロナに感染した伊藤隼は、その後に中日との二軍戦でナゴヤ球場に滞在。中日の15人の選手、関係者が接触していた。昨29日には伊藤隼と数分間の会話や身体的接触のあった2選手が自宅待機になるなど、対応に追われている。中日の球団関係者は言う。
「PCR検査は受けることが決まった時点で公表する取り決めなのに、阪神が26日に検査を受けると公にしたのは藤浪ひとり。伊藤の名前が出てきたのは翌27日、藤浪の感染を公表したのと同時だった。つまり伊藤が検査を受けたことが26日にわかっていれば、1日早く対処することもできたわけです。なぜ、言ってくれなかったのか。伊藤から二次感染する選手が出てこないとも限らないわけですからね」
東京をはじめとする各都道府県が不要不急の外出自粛を要請したことで、多くの球団が練習中止になった。無観客での練習試合を継続している二軍戦も、国や地方自治体の動き次第で、どうなるかわからなくなってきた。