雄星にシーズン短縮は吉 メジャー通さらなる追い風を指摘
練習施設が開放されたマリナーズが26日(日本時間27日)、7月上旬にも予定されるレギュラーシーズン開幕に向け、キャンプ地アリゾナ州ピオリアで再始動。チームの公式サイトによれば、2年目を迎える菊池雄星(28)は、同僚の平野佳寿(36)とともにキャッチボールなど軽めのメニューをこなした。日本人選手ではイの一番での練習再開である。
菊池は昨季、開幕からローテ入りし、32試合で6勝11敗、防御率5・46と期待を裏切った。今季はエース・ゴンザレスに次ぐ先発2番手を任され、真価を問われる左腕にとって、開幕延期によるシーズン短縮は吉と出そうだ。
大きく負け越した昨季は、スタミナ不足もあってペース配分がつかめず、シーズン終盤に失速したためだ。メジャーの長丁場には適応できなかったものの、実は開幕から約2カ月間(3~5月)は他の日本人投手と比べても遜色ない内容だった。
この間、菊池は13試合に投げ、3勝3敗、防御率4・43。クオリティースタート(6回以上を自責点3以内)は、ヤンキース・田中と並ぶ7回だった。