巨人は投打新助っ人が足かせ…年俸計5億円超も計算できず
巨人の新助っ人が不安を抱いたまま19日の開幕を迎えることになった。
まずはエース菅野との「先発2本柱」と期待されるエンジェル・サンチェス投手(30)だ。
開幕前の最後の登板となった13日の日本ハム戦は3回6失点と打ち込まれた。オープン戦、練習試合の計6試合で18回3分の1を投げて21失点。防御率は9・33と目も当てられない。13日の試合は最速154キロ。140キロ台のカットボールもあり、威力はあるのに、なぜか打たれる。普通ならローテ入りも難しい成績だが、昨季の韓国リーグ17勝、年俸3億4000万円の2年契約を結んでいる大物。原監督は「スターターとして最初は役割を渡そうというつもり。期待は大きい。変わり身に期待」と阪神との開幕2戦目のマウンドを託す。
■パーラーは初の1番で1安打も
もう一人の新助っ人、ヘラルド・パーラ外野手(33)にしても、原監督は打順を決めかねている。前日までは5番。この日(14日)、初めて1番に入り、4打数1安打。指揮官は「可能性はないわけではない」と評したが、練習試合は28打数6安打で打率・214。期待された5番では9タコで、オープン戦から一発もなく、好調な4番岡本の後を任せるには頼りない数字だ。原監督は「5番? フタを開けてみて」と明言を避けたが、こちらも年俸は1億6500万円だけに、簡単には外せない。