巨人・湯浅が遊撃の後釜候補に急浮上 快進撃続く理由は?
巨人の新星が止まらない。売り出し中の高卒3年目・湯浅大内野手(20)である。
10日のDeNA戦に「2番・遊撃」で出場。初回にDeNA先発・中川の146キロを左翼席中段まで運んだ。
新型コロナウイルスの影響で3日から欠場が続く坂本の代役として期待がかかる。
7日のヤクルト戦でも左翼ポール際の最上段へ3ラン。これで練習試合は15打数7安打で打率・467、2本塁打8打点。原監督も「インコースでも(打球が)切れない。自分のポイント、近いポイントで打つことができる」と賛辞を惜しまなかった。
高崎健康福祉大高崎高では3年春のセンバツに出場。2017年のドラフト8位で指名された。
入団当初は「俊足、強肩の内野手として素材は良かったが、なにしろ打てなかった」と、さる球団関係者は証言する。
だが、この関係者は湯浅のこんな姿を目撃していた。
「朝6時半くらいに開くジャイアンツ球場に朝一番乗りで来るのは、決まって湯浅。例えば三軍の練習が9時半から始まるとすると、7時前には来て室内練習場でずっと打っている。全体練習が終わった後も、みんなと一緒に寮には帰らず、残って練習です。それも目立たないようにこっそりやっている。誰よりも早く来て遅く帰る。ただ、練習熱心な若手は他にもいますが……」