マジョルカ“裏天王山”で痛恨ドロー…久保建英が攻守奮闘も
日本代表MF久保建英(19)が所属するスペイン1部・18位のマジョルカ(勝ち点25)が、20位で最下位レガネス(勝ち点23)と引き分けた(日本時間20日午前2時30分キックオフ)。
互いに降格圏内のチーム同士。言うなれば<裏天王山>の試合で先制点を決めたのは、ホームのマジョルカだった。
前半9分、大黒柱の36歳MFセビージャが、意表を突くグラウンダーFKを決めたのである。
久保は4―3―3の右サイドで先発。再開3試合目は、前節から中2日の強行軍。疲れから<消える時間帯>も少なくなかったが、攻守にアグレッシブなプレーを見せてチームをもり立てた。
1―0で迎えた後半37分にベンチに下がり、チームは守備系選手を増やして逃げ切り態勢。ところが、同42分にレガネスの選手に無回転FKをズドンと叩き込まれて1―1の痛み分け決着。マジョルカは勝ち点3を積み上げ、降格圏脱出のチャンスを逃してしまった。
「終盤にスーパーなFKで同点に追いついたレガネスと比べ、どうしてもマジョルカは<やられた感>が残り、速やかな気持ちの切り替えが必要となります」(DAZN中継の解説を担当した元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏)
スペイン1部は残り8試合。久保にとってギリギリの戦いが続いていく。