大谷翔平“二刀流”再始動 最終試験は「5回60球」がノルマ
米大リーグ30球団が今季開幕(23日か24日)に向け、3日(日本時間4日)から本拠地やキャンプ地で再始動した。
開幕から投打の二刀流で期待が集まるエンゼルス・大谷翔平(25)は本拠地アナハイムでキャンプイン。初日からブルペン入りし、首脳陣が見守る中、変化球を交えて37球を投げ込んだ。主力投手を相手にフリー打撃も行い、二刀流としての再スタートを切った。
一昨年10月に受けた右肘の靱帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術から順調に回復。故障明けの選手に特別に認められた活動自粛期間中の自主トレでは、ライブBPといわれる実戦形式のフリー打撃に登板し、ジョー・マドン監督、エプラーGMからはマウンド復帰へのお墨付きを得ている。
当初はマイナー戦での実戦復帰が予定されていたものの、新型コロナの影響でそれも中止。5月以降は打者相手に定期的に投げているとはいえ、相手は同僚、決まった顔ぶればかりだ。大谷が最後に登板したのは2018年9月2日のアストロズ戦と、実戦感覚に不安を残している。各チームとも2試合のみ実施が認められているオープン戦での登板が予定される。