新型コロナで乱闘禁止の大リーグ…闘将・星野氏は何を思う
米大リーグ(MLB)のレギュラーシーズンが3週間後に始まる。
23日か24日に開幕し、60試合とする方針だ。新型コロナウイルスの感染拡大によって当初開幕予定だった3月26日から4カ月遅れとなったものの、日本の大リーグファンにとっても嬉しいニュースに違いない。
一足早く開幕した日本のプロ野球では、無観客試合や選手同士のハイタッチの禁止――など新型コロナの感染防止策が取られているが、大リーグも同じ。そのひとつが、大リーグの試合中にしばしば見受けられる「乱闘」を防ぐことだ。
MLBの「開催要項」には「Fights are strictly prohibited」(乱闘は厳しく禁じられる)の一文がある。
乱闘に至る主な原因は死球で、ぶつけられた打者がマウンド上の投手に襲いかかり、両軍ベンチから選手が飛び出し、入り乱れる。これが、まさに「密」となるわけだ。その「密」を避けるため、今シーズンは球審が危険球をより厳しく取るといわれているのだ。
ところで、日本のプロ野球で「乱闘」といえば、思い浮かぶ著名な選手は、北京オリンピック野球日本代表の監督も務め、2018年に亡くなった星野仙一氏(享年70)だろう。中日監督時代、こんなエピソードがあった。