久保は“馬車馬”…過密日程で酷使の体に悪質ファウルの恐怖
■負けられない一戦ではあるが…
スペイン紙アスが1日に報じた被ファウルの平均時間ランキングによれば、久保は32・91分に1回の割合でファウルを受けているとし、これはスペイン1部リーグで7位に入るという。
久保はFC東京時代から、将来の欧州チャレンジを念頭に置いて体幹トレーニングなどを積極的に取り入れ、中断期間中もフィジカル強化を決して怠らず、再開後は相手選手をフィジカルコンタクトで圧倒する場面もある。前出の六川氏がこう続ける。
「A・マドリード戦で久保が相対したのが、同じ19歳で売り出し中のDFマヌ・サンチェス。身長179センチ、体重70キロと173センチ、67キロの久保よりもデカイ選手に当たり負けしないどころか、何度も吹っ飛ばして後半途中にベンチに追いやった。久保が欧州に渡ってからもフィジカル強化が順調なことをうかがわせた」
とはいえ、過密日程と体格に勝る相手DFの執拗なマークは、成長途上の19歳の肉体に負担をかけるのは確か。久保は9日(日本時間10日午前2時30分キックオフ)に12位のレバンテと対戦する。
降格圏内の18位から脱するために負けられない一戦だが、来季の去就が注目される中、大きなケガだけが心配である。