早実4番・清宮弟“第1号”場外弾 飛ばし屋評とスカウトの目
日本ハム・清宮幸太郎の弟、早実・福太郎(2年)が27日、西東京代替大会で公式戦初本塁打を放った。
八王子学園八王子戦に「4番・左翼」で出場。2点を追う四回、内角高めの変化球を振り抜くと、打球は左翼の防球ネットを越えて場外へ消えた。高校通算9号は推定飛距離120メートルの特大弾。4打数1安打1打点で8―6の逆転勝利に貢献し、「狙っていたインコースに来たので打った。(4番は)そういう役職に就かないといけない覚悟が必要だと思う」とキッパリと言った。
身長180センチ、体重92キロ。左打者の幸太郎とは違い、右打ちのスラッガーだ。東京・北砂リトル時代は70本塁打。早実でも2年生ながら4番を任されている。柔軟性が高く、高校通算111発の兄に負けず劣らずの「飛ばし屋」ともっぱらだ。
早実は早大の系属校でほとんどの生徒がそのまま進学する。それでも2017年の幸太郎や翌年の野村大樹(現ソフトバンク)が直接プロ入りの道を選んでいる。早実の和泉監督も、幸太郎を送り出す際、「彼の決断を尊重し、応援し、後押ししたい」と語っていた。本人の意思と実力があれば、即プロ入りは可能である。