首位巨人の故障禍は人災か…原監督に「14年前のトラウマ」
首位巨人は26日の2位ヤクルト戦に大勝。貯金を今季最多タイの10とし、ヤクルトとの差を再び3・5ゲームに広げた。独走気配が漂い始める中、不安材料も出始めた。
25日のヤクルト戦の先発を回避したエンジェル・サンチェス(30)がこの日、右肩違和感のため、登録を抹消された。昨季韓国リーグ17勝。首脳陣に「今季のキーマン」と頼りにされ、ここまで3勝を挙げていた新助っ人右腕だった。
巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう指摘する。
「直前の練習試合の内容が悪いからと、開幕前日の三軍戦に急きょ登板させ、中2日で開幕3戦目に先発させた。田口とローテの順番を変えたことで、結局2人ともケガをしてしまった。開幕直前にバタバタさせた首脳陣にも責任があるのでしょう。ケガ人は連鎖するから怖いんです」
こちらも新外国人で打率・325をマークしているパーラは腰痛のため、2試合続けてベンチ外。左太ももの張りのため抹消されている田口は二軍戦で復帰したが、開幕守護神デラロサは左脇腹の肉離れ、捕手の小林は左尺骨骨折で離脱中だ。24日に4安打を放ち、絶好調の大城はコンディション不良のため、25日のヤクルト戦を欠場。左脇腹を痛めている坂本も万全ではない中での出場が続く。