ロシア移籍のMF橋本拳人はチームを欧州の舞台に導けるか
2人とも将来を嘱望されるボランチだが、横浜MやFC東京のファンやサポーター以外、彼らの名前を知っている人は、果たしてどのくらいいるのだろうか?
遠藤には日本代表の肩書はあるが、初選出は2019年12月に韓国で開催されたE-1サッカー選手権(旧東アジア選手権)だった。同大会は代表の主力である海外組を招集できず、国内組が中心になって招集された。その上、翌2020年1月にタイでU-23(23歳以下)アジア選手権が開催されることになっていることから、経験値を高めるために五輪候補から11人がA代表に抜擢されたという経緯があった。
昨シーズンは横浜Mで左サイドのアタッカーを務め、優勝を決めた第34節・FC東京戦を含めて7ゴールを挙げるなどチームに貢献したが、やはり遠藤と言えばG大阪の〈保仁〉であり、ドイツ2部シュトゥットガルトの1部昇格の原動力のひとりとなった〈航〉をイメージする人が多いのではないだろうか。
同様に橋本も日本代表に定着しつつあるとはいえ、その知名度が全国区になる前にロシアに新天地を求めたと言える。