八村塁に「第4クォーターの壁」 不安は終盤のスタミナ不足
コロナ禍で中断していた米プロバスケットボールNBAのレギュラーシーズンが再開。31日(日本時間8月1日)はウィザーズがサンズと対戦し、八村塁(22)は29分間の出場で、21得点、8リバウンド、1アシスト。チーム最多得点をマークしたが、試合は112―125で敗れ、黒星スタートとなった。
チームは3月上旬に中断した時点で、東カンファレンス8位のマジックと5・5ゲーム差の9位。残り7試合での逆転は厳しいだけに、プレーオフ進出決定戦の権利を得る8位と4ゲーム差以内につけるのが現実的な目標となる。
シーズン再開を前に、ビールとベルターンスの主力2人が体調不良を理由に欠場を表明。今では八村が攻守にわたる牽引役を担う。2017―18シーズン以来2季ぶりのプレーオフ進出はルーキーの働き次第だが、ここまでを振り返ると心もとない。
今季の八村は中断するまで41試合に出場し、13・4得点、6・0リバウンド、1・7アシストをマーク(いずれも1試合平均)。得点はチーム3位、リバウンドは新人でトップを記録したが、課題は試合終盤でのパフォーマンスだ。