渋野日向子どう戦う?スコットランドOP攻略の鍵は「横風」
ちなみに昨年大会の優勝スコアは20アンダーと好記録が出ている。もちろんスコットランド特有の天候にも左右されるが、条件さえよければバーディー量産コースともいえる。渋野は今季、日本ツアーで1試合しか出場しておらず、しかも予選落ちだった。
■国内では経験したことのない風
どう戦うべきか、スコットランドでの試合経験がある田原紘プロが、「とにかく横風に気を付けたい」と言う。
「日本では経験したことのない風が吹き、海風はボールを上げてくれない。それに横風というと、日本ではボールの落ち際で影響を受けるというイメージですが、スコットランドでは打ち出しから風に持っていかれる。狙ったところから10~20ヤードズレるのは普通です。さらに不思議なことに、ビューン、ビューンと強く吹く風にも間があって、一瞬止まることがある。そんな時はボールも曲がらない。地元選手は小さいころからそんな海風のクセをよく知っている」
田原プロは欧州シニア参戦中にウェールズ出身のジョン・ガーナー選手から風対策のアドバイスを受けている。