虎キラーが5失点…G戸郷「年俸650万円」の昇給は阪神次第
虎キラーがやられた。
首位巨人の戸郷翔征(20)が4日、7・5ゲーム差をつける2位阪神戦に先発。二回に大山にソロ本塁打、六回にはサンズに2ランを浴びるなど、六回途中10安打5失点でKOとなった。“カモ”相手に痛い3敗目(7勝)となり、「調子自体は悪くなかったが球威を意識しすぎて、その分コースが甘くなってしまった」とうなだれた。
試合前まで阪神戦は2戦2勝、防御率0・66と好相性だった。
宮本投手チーフコーチが先発ローテを再編し、中7日の間隔を空けて送り出したのは、エース菅野とカードの頭を切り離す狙いだったが、それだけではない。2位に浮上した阪神を確実に叩き、戸郷に今後も「虎キラー」として君臨させる狙いもあった。
それでも7勝はリーグ2位タイ。権利がある新人王の最有力候補でもある。
今季の年俸は650万円。気になるのは、一体いくらまで上がるのか、ということである。
すでに、先輩の桑田真澄を抜いて、開幕3連勝で高卒2年目の球団記録を更新。その桑田の高卒2年目の成績は15勝6敗で、この時は年俸660万円から2160万円に昇給している。