巨人・戸郷“頑健な肉体”のルーツは 母ヒトミさんが明かす

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「体は丈夫です。今までケガというケガをしたことがない。これが彼の最大の強みだと思います」

 こう言うのは宮崎・聖心ウルスラ学園高の小田原斉監督だ。

 高卒2年目ながら先発ローテに食い込み、エース級の働きを続ける巨人戸郷翔征(20)のことだ。20日の阪神戦では、「投球の軸だし、今日は直球で押していこう」とテーマを持って臨み、6回3分の2を投げて無失点。リーグ単独2位となる6勝目(2敗)を挙げた。この日は11三振を奪い、「高校の時から三振にこだわって野球をやってきた。野手の方にとっても一番楽なアウト。今日の大きな収穫点だと思う」と振り返った。

 母校の恩師がお墨付きを与える細身ながら頑健な体は、少年時代の過ごし方にルーツがある。

「宮崎県は野球が盛んなこともあり、生まれる前から『男の子なら野球』と、野球好きの夫が決めていました。なので、肩を強くするためにと、小さい頃からいろいろなスポーツをさせていた。幼稚園の頃は水泳教室や、私が通うママさんバレーにも連れて行っていましたね。本格的に野球を始めると、試合が終わった後はそのまま川へ直行して、クールダウンを兼ねて泳がせたりも(笑い)」

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