7年契約最終年の田中 ヤ軍のPS進出危機は再契約に追い風

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 田中将大(31)のいるヤンキースが不振にあえいでいる。

 地区優勝した昨オフは総額350億円強を投じて20勝投手のコールを獲得。万全の態勢で今季を迎えたものの、日本時間9日現在、首位レイズから6・5ゲーム差の地区3位。ポストシーズン進出は微妙な状況だ。

 そんなチームの危機的状況が、今年限りで7年契約が切れる田中の去就に影響を及ぼすという。

 このオフのFA市場の先発投手は、不作を通り越して凶作。大枚をはたいて獲得すべき大物がいないのだから、来季の巻き返しへ向けて最低でも現有戦力は維持しなければならない。

 田中は開幕前、頭に打球を食らうアクシデントに見舞われながら、ここまで7試合に登板して1勝2敗、防御率3・38。勝ち星が先行しないのは援護に恵まれないからで、比較的、安定した投球を続けている。それだけにチームはコールに続く2番手右腕の引き留めに全力を注ぐとみられているのだ。

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