絶不調の大谷翔平…エ軍指揮官から課せられる打席での辛抱
極度の打撃不振に陥っているエンゼルス・大谷翔平(26)が、“配置転換”された。2日(日本時間3日)のパドレス戦で、2018年の渡米後初の「1番・DH」に入り、2打数無安打、1得点。結果は残せなかったものの、2四球を選んでリードオフマンらしい働きを見せた。
ジョー・マドン監督によれば、本来の1番のフレッチャー内野手が左足首を痛めているための措置。「今いる選手を見て、ショウヘイ(大谷)が最適だと思った」と、フレッチャーの状態次第では今後も1番での起用を示唆した。
しかし、今季の大谷は、ここまで108打数20安打の打率・185、5本塁打、18打点。出塁率・290で、マドン監督が理想とするリードオフマンとしては物足りない数字だ。打線の好不調にかかわらず、頻繁に打順を入れ替えるマドン監督は、1番打者には多くの制約を課すからだ。
かつて、マドン監督がレイズを指揮し、球団史上初のポストシーズン進出を果たした2008年にリードオフマンを務めた岩村明憲氏(現独立リーグ福島監督)は、打席での粘りを求められたという。