“田沢ルール”撤廃も変わらず…米球界が笑う日本の島国根性

公開日: 更新日:

 ドラフトを拒否して海外のプロリーグでプレーした選手は一定期間(高校生は3年、大学・社会人は2年)、NPBの所属球団でプレーできないという「田沢ルール」がようやく撤廃された。7日、NPBの実行委員会で決まった。

 大枚はたいてメジャーリーガーは連れてくるくせに、素質ある選手はひとりとして外に出したくない――そんな島国根性丸出しのルールは選手会が撤廃を求めていたし、米球界でも悪評プンプンだった。ルールができるきっかけとなった田沢純一(34)がこの7月、BCリーグ埼玉入りしたことでNPBも重い腰を上げざるを得なくなったのだろう。

 が、撤廃の理由はプロの育成環境が整備され、待遇や環境が米国のマイナーより良いという評価がアマ側に定着したからとか。縛りをかける必要がなくなったということだから、日本球界の基本姿勢は何も変わっちゃいない。そもそもNPBには外国人枠があるし、海外FA取得まで9年かかることにしてもそう。日本球界のせこい了見は米球界で笑われている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在