プロは「しっかり賞金を稼がなきゃいけない」
7月5日に日本を出発してから2カ月が過ぎ、なかなか結果の出ないもどかしい戦いが続いています。それでも米国入りした頃よりもショットは安定しています。いま、出場できる試合も限られ、実戦の中でどれだけ戦えるのかも試すことができない不安があります。
スコアを崩して落ち込んでいる時に、父ヒロユキが「来年もできるんだから気楽にいこうよ」と励ましてくれます。コロナ禍でLPGAは今年のQTを行わず、昨年のQシリーズ(ファイナルQT)16位の出場資格が来年も継続されます。それなのに、予選が通らずに「どうしよう」「優勝しない限り現状を変えられない」と焦ってしまい、ずっと自分自身を追い込んでいたのです。
来年のツアー出場権も確保されているのですから、ミスを気にせずにもっと思い切って戦えたのです。
■87歳の祖母が日本からテレビ応援
プロは勝ってナンボの世界です。それにPGAツアーの松山英樹さんを見て思うのはゴルフファンを魅了するプレーができるところがすごい。私の場合、「すごいな」と思えるプレーは一日に数回あるか、ないかです。もっと見ている人に楽しんでもらえるように技を磨かないといけない。それに応援してくれる多くの人や、支援してくれるスポンサーさんのためにも、いい結果を出して恩返しをするのが一番です。予選を通らないと賞金を手にすることもできません。