阪神優勝より大事 大山とサンズの本塁打数が気になる!
早いもので、もう9月の中旬である。普通、この時期のプロ野球というとペナントレースの終盤で、優勝がすでに決しているか、あるいは熾烈な優勝争いの真っただ中だったりする。しかし、今年はコロナ禍によって開幕が3カ月近くも遅れたため、現時点での試合消化数の尺度ではだいたい例年の6月下旬あたりに相当する。まだオールスター前ということだ。
さて、その時期に置き換えて現在のセ・リーグを見てみると、我が阪神はなんとか2位につけながらも首位・巨人に大きくゲーム差を離されており、早くも優勝が厳しい状況にある。しかし、私としてはそんなのどうだっていい。在阪のスポーツ紙や放送局は連日のように「打倒、巨人」だとか「逆転優勝のためには?」だとか、つまりペナントの行方を最注目事項に設定して騒いでいるのだが、私はそれよりも個人記録に一喜一憂する日々を送っている。
とりわけ気になるのはセのホームランランキングである。14日時点で1位は岡本和真(巨人)の21本、2位は大山悠輔(阪神)とサンズ(同)の18本。これ、古い阪神ファンならいかにすごいことかわかるだろう。新聞やネット記事のタイトル争い欄を見たとき、この並びが目に飛び込んでくることの衝撃たるや、すさまじいものがある。巨人の4番に次いで、大山とサンズが2位。しかも2人とも、オールスター前(仮定)に20本に到達しそうな勢いだ。