巨人菅野「最多勝」で有終の美も…唯一の心残りは“古女房”
■小林はチームで居場所を失ったまま
一方の小林は今月18日の一軍合流後も、スタメンマスクは一度もなく、なかなか試合に出場できない苦しい日々が続いている。トレードのウワサも根強い。
かつて菅野とコンビを組むのは正捕手・小林の役目だった。2017年のWBCでは侍ジャパンの一員としてバッテリーを組み、同年に最優秀バッテリー賞を受賞した。菅野といえば小林。そんな息の合った“夫婦”も、菅野が腰痛を抱え、不振に陥った昨季は、22試合中、小林がマスクをかぶったのは15試合。コンビを組めなくなる試合が増えていた。
「菅野の昨季の防御率は3・89と自己ワーストの成績だった。菅野は自分が打たれることで出番が減った小林に謝ったそうです。『誠司とは積み重ねてきたものが違う』と言う特別な存在。本音では、今でもコンビを組みたいでしょう」(前出のチーム関係者)
無敵のエースとしては、居場所を失った“古女房”が、唯一の心残りかもしれない。