プロがパーセーブにヘトヘト…タフなコースの大会は面白い
【日本オープン】最終日
1打差2位発進の稲森佑貴(26)が手堅くパープレーを続け、17番ボギーの谷原秀人(41)をとらえて初めて首位タイに並ぶと、最終18番パー5は残り118ヤードの3打目を50度のウエッジでピン右2メートルにピタリ。稲森はそのバーディーパットを決めて逆転で2年ぶりに日本オープンを制し、ツアー通算2勝目を挙げた。
「今週はラフに入れないのが最大の目標だった。ティーショットを曲げないことをモットーに回り、無駄な一打を打たない。ある意味ガマン大会だと思っていた」(稲森)
最終日最終組の2人は稲森が2バーディー、1ボギーの69。敗れた谷原は1バーディー、2ボギーの71。スコアの伸ばし合いではなく、ボギーをたたかず、数少ないチャンスをモノにできたかが、勝敗を分けたといえる。
しかも今大会は、通常営業ではパー5の4番(503ヤード)と12番(495ヤード)をパー4に変更した。
実質、距離が長くなった2ホールの難易度が一気に増して、大会期間中はパーセーブに苦戦する選手が続出したのだ。