日本OP2日目「首位・2位T」は大学生 男子プロの実力見たり
【日本オープン】第2日
「これからは先生と呼ばなければいかんな」
今大会5勝の尾崎将司は教え子の伊沢利光が1995年大会を制した時にこう言った。それだけ重みのある大会ということだが、2日目が終わってトップに立ったのは通算5アンダーの河本力(日体大3年)。
今季から米女子ツアーに参戦している河本結(22)の弟だ。1打差の2位タイ(4人)にも、杉原大河(東北福祉大3年)と桂川有人(日大4年)の大学アマの名前がある。
あるツアー関係者が言う。
「最近の大学生はローアマではなく、優勝を視野に入れて戦っている。石川遼や松山英樹、今大会がプロ転向初戦の金谷拓実(東北福祉大4年)が、アマでプロツアーに勝ったことが大きい。飛距離はプロと同等かそれ以上だし、ジュニアの頃から試合慣れしており、小技もうまい。コースセッティングが難しい日本オープンでも、彼らは何ら臆することなくプレーしている」
プロからすれば、それは見下されているようなものだが、2日目とはいえ、首位を奪われたのだからそれも当然だろう。