今度は福留が退団 功労者を冷遇する阪神と矢野監督の愚行
■戦力外は当然でも…
また一人、追い出されるのか。
阪神の来季構想から外れ、退団が決定した福留孝介(43)のことだ。
球界最年長選手として迎えた今季は43試合出場、打率・154、1本塁打、12打点と低迷。9月には、コロナ禍における球団の内規を違反する会食騒動を巻き起こし、二軍降格となり、制裁金も科された。本人は現役続行の意思が強く、水面下では古巣の中日が調査を開始したもようだ。阪神OBが言う。
「今季の成績では戦力外になるのは当然としても、この処遇は昨年、鳥谷に現役引退を勧告し、退団に追い込んだのと同じ構図です。福留は中日、メジャーを経て、2012年に阪神へ入団。8年間、タテジマのユニホームを着続けている。後輩選手へアドバイスをしたり、野球に向き合う姿勢を背中で見せてきた。今季限りで引退する生え抜きの藤川球児(40)ほどではないにせよ、功労者の一人といっていい。本人が現役にこだわるのであれば、『兼任コーチ』を打診したり、指導者手形を用意して引退を説得するなど、退団が決まる以前にしかるべき手を打つべきです。このやり方では将来、福留が指導者として阪神のユニホームを着る機会が失われかねません」