再燃する矢野降ろし…岡田氏再登板を後押しする阪神の忖度
「いろんなアクシデントがあるが、その時その時の『セカンドベスト』を貫いている」
先日、阪神矢野監督の来季続投を示唆した藤原崇起オーナー(68)は、その手腕についてこう言った。セカンドベストとは「次善」。「最善が得られなければ次善」と言ったのは、幕末から明治にかけて活躍した政治家の大久保利通だが、矢野監督は最初から最善とは思えない策を連発、むしろチームをボロボロにしていると言わざるを得ない。
継投失敗などの采配ベタはもちろん、チーム72失策は12球団ワーストで、ザル守備が改善する兆しは見えない。チームは首位巨人に12ゲームの大差をつけられ、Aクラス入りも危うくなってきたのが現状だ。
グラウンド外では、3月の藤浪らのコロナ合コンを皮切りにゴタゴタ続きで、揚げ句は矢野監督自身も会食騒動を引き起こした。球団トップの揚塩球団社長は一連のゴタゴタの責任を取って今季限りで身を引くが、現場トップの矢野監督の責任も大。内規違反の会食をするなど選手のタガは緩みっぱなしの上に、球団から“許可”を得たとはいえ、大人数で会食するなど脇の甘さを露呈。その求心力も低下しているという。