東海大・山崎TJ手術で社会人入りのはずが…プロ志望の裏側
「なぜ、急に……」
複数のスカウトからどよめきの声が上がったのは今月7日。東海大の右腕・山崎伊織(4年=明石商)がプロ志望届を提出したことを受けてだ。
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山崎は3年時に大学日本代表に選ばれ、米国のメジャーの卵たちを相手に好投。150キロ超の速球が武器のドラフト1位候補だったものの、今年に入ってトミー・ジョン出術を受けて社会人入りを決意。目標を2年後のプロ入りに変更したとみられていた。ところが、内定を得ていた社会人チームの了承を得た上で、進路をプロに変えたのだ。
トミー・ジョン手術を行った投手は、復帰に1年半はかかるといわれる。山崎の復帰は来年以降になる。
「山崎のポテンシャルの高さを評価して、それでも構わないという球団がドラフトで指名する約束をしたんじゃないか。ただ、東海大野球部はここにきて部員に大麻疑惑が浮上した。山崎は無関係だろうけど、そういう球団があるとすれば気が気じゃないはずだ」とは、あるスカウトだ。