足かせは二刀流の大谷…だからエンゼルスGM選考は難航する
■二刀流起用に難色
大谷翔平(26)の存在もGM選考に難航する原因のひとつだ。
すでに球団は来季、大谷を投打の二刀流で起用する方針を明かしている。大谷は18年に右肘の靱帯を修復するトミー・ジョン手術を受けるなど、投手としては故障続きでシーズンを通じて働いた経験がない。大谷のコンディショニングを考慮し、先発かリリーフかの起用法も定まっていない状況だ。大谷が再びメスを入れる事態になれば、自らの責任を問われかねないだけに、各GM候補とも起用法に関する明確なプランを示せないのだという。
ジョン・カルピーノ球団社長は、新GMを「感謝祭(11月26日)までには決定する」としているが、すでにFA市場は解禁された。肝心の編成トップが決まらない以上、強化もままならない。