G菅野にメッツ2年25億円報道 侍J監督が抱く複雑な野望は
「『北京に出て金メダルを取れず、リベンジしたい思いがあった』と侍ジャパンの監督を引き受けた稲葉さんが菅野の動向を気にかけています。稲葉監督が就任してからは、故障などもあって菅野を呼んでいない。ただ、今年、東京五輪が行われていれば、『エースとして呼ぶつもりだった』と漏らしています。菅野はメジャーに行っていないし、開幕13連勝を達成した状態で出場できた。そんな悔しい思いもある。ただ、稲葉監督は自身もメジャー挑戦を表明しながら断念した“経験者”。そんな悔しさも知っているから、メジャーで成功して欲しいという思いもあって、複雑のようですが……」
メジャー球団と契約すれば、来年の東京五輪出場は絶望的だ。
「それでも稲葉監督は、なんとかメジャーリーガーが五輪に参加できる道はないかと探っています。MLBはこれまでメジャーリーガーを米国代表に派遣しなかったが、今年2月にベンチ入りメンバーの26人を除いたメジャー40人枠の選手に対しては、五輪出場を認めている。今季の公式戦は60試合だった。コロナの状況によっては、来季も試合数大幅減や五輪期間中のシーズン休止など、これから変更になる可能性もなくはないですから」(同前)
残留して欲しい巨人だけじゃない。侍ジャパン関係者も菅野の決断を見守っている。