元小結・白馬毅さんに10年前の“八百長”疑惑を改めて聞いた
手にしているのは刃渡り25センチほどの解体用ナイフ。牛肉で言う、ヒレ、ハラミ、ロース、バラと手際良く切り分けていく。ジンギスカンや焼き肉屋と違うのは、スペアリブ・バックリブにあたる肋骨部分の肉をつけたままバラす点だ。
「これがモンゴル名物の『骨付き塩茹で肉』(3人前3800円=税抜き、以下同)になるんです。モンゴルでは骨付きのまんま両手に持って頬張るので、骨を切るのではなく手間はかかるのですが、肋骨と背中の関節にナイフを入れて一つ一つ外します。力でひねるのではなくコツがあるんですよ」
ところで、18キロ前後のラム肉を6頭。そんなにお客さんは来るの?
「いやいや、残念ながら予約はほぼゼロです。これは在日モンゴル人からオーダーされた通販用。骨付きのラム・スペアリブなんて、そうそう売ってないですから。部位によって値段は違いますが、1キロ1100円ほどで販売中です」
緊急事態宣言のため、営業時間は18時から20時まで。1年前の初場所時は予約が取れないほど賑わっていたが、今年は空席が目立つ。