レアルとバルサが弱体化 スペイン凋落で欧州勢力図激変か
スペインのレアル・マドリードが、日本時間25日午前5時にキックオフされた欧州CLラウンド16でイタリアのアタランタと対戦。1―0の辛勝に終わったことでスペインサッカーの凋落(ちょうらく)ぶりを印象付けてしまった。
前半17分、アタランタMFの一人が退場処分を受けて数的優位となったレアルは、同38分から2分間で連続4本のシュートを放つなど一方的に押しまくる。が、得点は後半41分になってから。
それも左利きの左SBメンディが、ゴール正面から<味方もビックリの右足>で蹴り込んだのが奏功。アタランタの選手たちは虚を突かれ、一瞬足が止まってしまった。
勝つには勝ったが、かつて<銀河系軍団>と呼ばれて栄華を誇ったレアルも、ついにCLでは優勝候補に挙げられなくなった。同じスペインのバルセロナにしても、CLのラウンド16でフランスのパリSGに1―4の大惨敗を喫している。
このバルサとレアルの弱体化が、そのままスペインサッカー全体のレベルダウンを強調することになった。近い将来、欧州サッカー全体の勢力図が、大きく様変わりするかも知れない――。