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後藤逸郎ジャーナリスト

1965年生まれ。毎日新聞大阪経済部次長、東京本社特別報道グループ編集委員などを経て現職。著書に「オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側」(文春新書)。

選手村クラスター発生の危険 建物構造もコロナ対策に欠陥

公開日: 更新日:

 何より問題なのは、出身国の感染状況の違いによる選手の環境格差だ。高齢者のワクチン接種が進み、都市封鎖が解かれる国の選手は練習環境も整う。イスラエルは世界先進のワクチン接種率を誇るが、占領地のパレスチナへのワクチン供給は限定的だ。コロナ禍で最終予選中止が決まった男女ボクシングで、日本人選手5人の出場が絶望的となった。「アスリートファースト」で大会開催を主張する陰で、選手間の不平等は見向きもされない。これがオリンピックの現実だ。

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