千賀に続き外崎まで東京五輪絶望的…侍J稲葉監督は真っ青
侍監督に更なる試練だ。
12日、西武は外崎修汰(28)が6日に手術を行っていたと発表した。3日のソフトバンク戦で左足首に死球を受け、左腓骨を骨折。手術は無事終了したとはいえ、実戦復帰まで3カ月程度というのだから7月の東京五輪はほぼ絶望的だ。
これに頭を抱えているのが五輪日本代表の稲葉監督ではないか。6日にはエース格として期待されていたソフトバンクの千賀も左足首の靱帯を損傷。こちらも全治2、3カ月だから、東京五輪の出場は断たれたに等しい。
そこにきて、稲葉監督がかねて高く買っていた外崎までも離脱。西武入団当初は遊撃として期待されていたが、2017年に入団した源田が定着したこともあり、以降は二塁、三塁、外野とさまざまなポジションを守らされた。たらい回しと言えば聞こえは悪いものの、言い換えれば器用さの裏返し。19年に26本塁打を打った長打力、17年から4年連続20盗塁以上の走力も評価が高い。
稲葉監督が指揮を執った19年にプレミア12でも代表メンバー入り。5試合に出場して打率.182だったものの、守備では何度も貢献した。「内外野を守れる。彼に代わる選手はいない」と話す指揮官にとって、東京五輪で金メダルを目指す上で外崎は欠かせぬピースなのだ。