今度は巨人・坂本が骨折…頻発する帰塁故障は防げないのか

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■03年には浜中が“致命傷”

 帰塁時のケガが大ごとになることもある。阪神が優勝した2003年、浜中は右肩を負傷。これが原因で肩がめっきり弱くなり、その後の野球人生を大きく狂わせた。浜中ほどではなくとも、19年7月には当時打率.319でセ首位打者だった中日の高橋が右手小指を負傷。タイトルは幻に終わった。

「それでも『牽制が来るぞ』と心構えができていれば、それほどケガはしません。予想外の牽制などで不意を打たれるから慌ててしまい、指を伸ばしたり、ヘンな体勢のまま滑り込んでしまう。走塁コーチとしては『常に油断せず、牽制に備えること。牽制が来ないと勝手に決めつけないように』と、言うしかありません」(飯田氏)

 油断大敵である。

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