全米プロはスタート時間の“運不運”で優勝争いが左右される
今年の全米プロ会場は、R.マキロイが勝った2012年大会以来、2度目の開催になり、シーサイドに広がるコースは、スコットランドのリンクスコースのように荒涼としたレイアウトだ。
■メジャー初の距離測定器使用も
今大会はメジャー史上最長距離であり、初めて距離測定器の使用が認められることでも注目を集める。
「距離測定器の使用は既にゲームで一般的なものになっており、ゴルフルールの一部になっている。プレーヤーやキャディーは、以前から練習ラウンドで使用している。プレーの流れを向上させるため使用を認めた」(全米プロゴルフ協会のジム・リチャーソン会長)
ホールの高低差は計測できないが、オーシャンコースはほとんどフラット。プロにとってスコアメークのカギは、風の読みが最も重要になる。加えて、グリーンはパスパルム芝を採用しており、バミューダ芝よりグリーンを高速にできないといわれている。その分、ピン位置は、ボールの落としどころが難しいところに設定される。