酒井宏樹「ロンドン4位は悔しい気持ちしか残っていない」
酒井弘樹(前フランス1部マルセイユ /DF)
「僕は欧州を離れ、マルセイユでの夢に終止符を打つことを決めました」
今季フランス1部の全日程が終了し、酒井宏樹は9年間の欧州挑戦を終え、日本に復帰することを明言した。浦和移籍が有力視される中、オーバーエージ(OA)枠での東京五輪出場も決まり、心機一転、28日のミャンマー戦(千葉)に挑む。
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「期待されるのは全て。そこまで自分から意思疎通を図るタイプではないので、やれることを最大限やって若い選手たちのためになるようにしたい」と26日の日本代表オンライン会見で語った。
今こそフランスでネイマールやエムバペ(ともにパリSG)らと渡り合った高度な国際経験を還元すべき時だ。
酒井が欧州挑戦に踏み切ったのは、2012年ロンドン五輪の直後。同大会の日本は準決勝まで勝ち上がったが、メキシコに苦杯。宿敵・韓国との3位決定戦も落とし、44年ぶりのメダル獲得はならなかった。しかも彼自身は初戦・スペイン戦のケガもあり、2試合とも万全ではなかった。その悔しさを胸に秘め、直後にドイツ1部(当時)のハノーファーへ移籍。4シーズンを過ごした。