大迫2戦連続ハットでも物足りないプレー 釜本氏苦言の分析
メキシコ五輪銅メダルの元代表ストライカー釜本邦茂氏がこう話す。
「3月のモンゴル戦の3ゴールを加えるとW杯予選2試合で8得点。目覚ましい活躍に見えるが、大迫がドリブルで相手を抜き去ってシュートしたり、強引に相手をなぎ倒してシュートしたり、そういったシーンは皆無と言っていい。実力差のある相手をチームとしてパスで崩し、サイドからクロスをどんどん放り込み、フリーの大迫が簡単にゴールを積み重ねただけ、という印象しか残らない。これでは大迫個人の評価アップにはつながらず、もっとシャカリキになってプレーしないとA代表での立ち位置も低下していく一方ではないか、と懸念している」
ちなみに大迫の国際Aマッチ2試合連続ハットトリックは釜本氏、1997年のフランスW杯アジア1次予選の高木琢也氏に続いて3人目。偉大な先達の苦言に耳を傾けてほしいものである。