大坂なおみ全仏初戦突破も会見拒否…赤土制覇へ逆風強まる

公開日: 更新日:

「進歩している。クレーではあまり試合をできていないが、もっと試合をすれば、もっと良くなると思う。大切なのは諦めないこと。一日一日、進むつもり」

【写真】この記事の関連写真を見る(15枚)

 大坂なおみ(23=世界ランク2位)が30日、全仏オープン1回戦で同63位のツィグ(26=ルーマニア)を6―4、7―6のストレートで下し、こう言った。

 クレーコート(赤土)の前哨戦は計3試合経験しただけ。コートへの適応を疑問視する声もあったものの、「相手のラケットに触れさせずに決まったウイナーが39本。ポイントの多くをショットで取っていることを考えれば、絶好調と言えるのではないか」と、スポーツライターの武田薫氏がこう続ける。

「赤土は滑りやすく、下半身で踏ん張らなければ良いショットが打てないのですが、足元がしっかりしていて、さまざまなコースにきちんと打ち分けていた。フットワークが良いところを見ると、赤土のコートで相当、練習を積んできたことがうかがえます。彼女自身、自分は適応するのが早いと話しているように、赤土にしっかり対応している。むしろ調子が良過ぎるがゆえに、力が入り過ぎる部分があったほどです。今回は組み合わせにも恵まれた。世界ランク1位のバーティとは決勝、セリーナ・ウィリアムズとは準決勝まで当たらないし、昨年の全仏を制したシフィオンテクはバーティと同じ山に入っています。調子の良さを逆手に取られるというか、粘り強い相手に嫌な揺さぶられ方をしたときが心配ですけど、かなり期待できるのではないか」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    テレ朝ナスD“経費横領&パワハラ処分”に「見せしめ」の声も…家族団らん投稿の美人料理家妻に同情集まる

  4. 4

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 5

    東原亜希の“黒帯バスローブ密会”乗り越えた「許す力」は佐々木希以上? 経済的自立も目指す強心臓とたくましさ

  1. 6

    料理研究家の森崎友紀 “本業”専念も恋愛は「年も年なので」

  2. 7

    兵庫県パワハラ知事に残った選択肢は「議会解散」のみ…多数派工作で延命図るか?味方は“情報漏洩3人組”のみ

  3. 8

    あす旧統一教会に解散命令か? N国党に急接近の不気味、タダでは転ばない悪あがき

  4. 9

    巨人の“アキレス腱”は絶対的セットアッパーが使えないこと…新助っ人キャベッジで外国人枠「満員」

  5. 10

    佐々木希が「芸能人格付けチェック」で"地雷キャラ"といじられ…夫・渡部建を捨てないもう1つの理由