日本人プロ5人は全英初日ボロボロ…本場リンクスに太刀打ちできる想像力も技術もない
【全英オープン】第1日
今大会は体調不良のため松山英樹(29)が欠場し、日本勢5選手が出場。
初日は金谷拓実(23)がイーブンパーの48位、稲森佑貴(26)は5オーバー・137位。金谷と稲森は2019年大会以来2度目の全英挑戦だ。
初出場の3選手は永野竜太郎(33)がパープレーの48位、木下稜介(30)が2オーバー・91位、星野陸也(25)が4オーバー・127位だった。
過去の成績を見ると、古くは1976年大会に現地予選会を通過して本戦出場を決めた鈴木規夫が10位に入り、82年大会の倉本昌弘4位、青木功の7位3回(78、79、88年)、02年大会の丸山茂樹5位と多くの日本人プロが活躍した。「メジャーの中では日本人にもっとも近いタイトル」と言われたこともある。
全英シニアオープンに2度出場(97、98年)した田原紘プロがこう言う。
「リンクスはフェアウエーが硬いからボールがよく転がり、曲がらなければパワーのある欧米選手とドライバー飛距離で負けない。ロイヤルポートラッシュ(北アイルランド)では『あいつのボールはおかしいよ』とクレームがあったぐらいよく飛んだ。またパッティングの前に風でボールが転がらないようにグリーンは米国のコースほど速くなく、目の強い芝は抵抗もある。僕らの時代はコーライグリーンで育ったからしっかりパットできた。だから勝つチャンスがあると言われたのでしょう」