金谷無念の全米プロ予選落ち…最難関17番パー3で9打の悪夢
【全米プロゴルフ選手権】第2日
経験不足といってしまえばそれまでだが、日本ツアーにない7800ヤードを超える距離の長い会場で、しかも強風が吹き荒れる中のラウンドではイメージも湧かなかったのだろう。
全米プロ初出場の金谷拓実(22)の2日目はバーディーを1つも奪えずに86と大きく崩して通算17オーバー142位タイで予選落ちした。
悪夢は池越えの17番パー3だ。難易度が最も高く、ティーショットはグリーンをはるかにオーバーして、荒地(ウエストエリア)からの2打目はライも悪く飛びすぎて池へ。ドロップエリアからの4打目も池につかまり、6打目にピン奥20メートルにようやくオン。そこから3パットの「9」だった。強風に球をコントロールできず、どうプレーしていいのかお手上げ状態だった。
また星野陸也(25)も83と崩れて、通算15オーバー138位タイと決勝進出に10打も足りなかった。
日本ツアー賞金ランク1位・星野、2位・金谷のトップ2のゴルフがまるきり通用しないのがメジャーだ。
日本ツアーも世界で戦える選手を育成するために、安易なバーディー合戦を演出するのではなく、コース設定を見直したほうがいい。