日本の若手にもキム・ソンヒョンのような高い目標を持って欲しい
今年の日本プロゴルフ選手権は22歳と若い韓国のキム・ソンヒョンが逆転で日本ツアー初優勝を挙げました。
最終日はピンチで絶妙なアプローチを見せ、最終18番パー4(462ヤード)ではドライバーを飛ばしてフェアウエーをキープ。2打目に手にしたのが8番アイアンと飛距離が出て、小技もうまい選手です。
今回の勝利で日本ツアー5年シードを獲得しましたが、キムの目標は米ツアーです。今年9月からの米下部コーンフェリーツアーQTから海外挑戦が始まり、そこからPGAツアー昇格へというプランを持っています。
■競った展開でも落ち着いてプレー
最初から日本ツアーで経験を積んで上のステージへとステップアップする腹が決まっており、だから競った試合展開でも動揺することなく落ち着いて見えました。日本ツアーからは崔京周、Y・E・ヤン、ベ・サンムンら多くの韓国選手が米ツアーへ渡っています。最近ではイム・ソンジェが日本から移った2018年の米下部ツアー賞金王になってPGAツアーに昇格。すでに1勝を挙げて、今季はフェデックスランク28位(世界ランク27位)とトッププロの仲間入りを果たしています。