五輪への熱い思いがメダルにつながる グリーンのクセを早く読み切れ
さらに銅メダル争いが7選手によるプレーオフというのも見ごたえがありました。国旗を背負い、重圧をはねのける五輪への熱い思いを持った選手がメダルに輝いたといえます。
メダルが期待された松山も最後までいい追い上げを見せてくれました。
銅メダルをかけたプレーオフは、すでに体もいっぱいいっぱいの状態だったでしょう。7月初旬にコロナ感染が発覚し、試合から離れて練習も十分にできなかった。世界のトッププロたちが一打にしのぎを削る戦いですから、暑さもあって、体調が万全でなければ勢いに乗ることもできません。
メダルに手が届かなかったのは残念でしたが、今週の畑岡奈紗と稲見萌寧に期待しましょう。
■グリーンのクセを早く読み切る
男子ゴルフは金メダル18アンダー、銀メダル17アンダー、銅メダル15アンダーとスコアが大きく伸びました。大会期間中に雨が降ってグリーンがソフトだったからです。
それでも五輪会場にふさわしい舞台をちゃんと準備してくれた霞ケ関CC関係者、管理スタッフには頭が下がります。大幅なコース改造から3年かけて、真夏の酷暑でもいい戦いができるフィールドに仕上がっていました。