石川遼を待つ米下部ツアーのやっかいな“バケモノたち”…盟友・松山英樹の背中を追いかけて
「1990年にスタートした2部ツアーはPGAツアー以上に飛ばし屋が多い。昨季のデータを見ても300ヤード超の選手がPGA61人に対し、2部は103人です。PGAツアーはD・ジョンソンのように飛ばす力を持っていながら、スピンコントロールしたいのでフェアウエーをキープするため飛距離を抑えている選手が多い。一方で、2部ツアーはコースセッティングやピンポジションがPGAほど難しくない。コースマネジメントを重視するより、とにかく飛ばして、ラフからでもピンをデッドに狙ってくる。豪快といえば豪快ですが、そんなゴルフに影響されて、もっと飛ばしたいという欲からスイングを崩す選手が多いのです」
かつて米ツアーを経験したある日本人プロは、「2部ツアーにいくとゴルフが荒れる」と言ったのは、そのためだ。
松山の背中を追う立場になった石川。再び同じ舞台に立つ日は来るだろうか。