フランクフルト鎌田大地がELで“復権ゴール” 森保監督に猛烈アピール
森保一・日本代表監督(53)がW杯最終予選4戦目となるオーストラリア戦でチームの基本布陣を4(DF)―2(ボランチ)―3(MF)―1(FW)から4―3―3に変更。これに割を食ったのが、トップ下のレギュラーだったMF鎌田大地(25=独1部Eフランクフルト)である。
W杯最終予選序盤で1勝2敗と解任危機を迎えた指揮官は、オーストラリア戦でDFラインの前にボランチ3人を「逆三角形に配置」。中盤を制圧することで難敵を2―1で下した。鎌田はベンチスタート。指揮官は交代枠を4人使ったが、最後まで鎌田にはお呼びがかからなかった。
このままベンチ要員に格下げとなるのか?
「11月のベトナム、オマーンとの敵地2連戦も4―3―3が予想され、鎌田のスタメン出場はないでしょう。オーストラリア戦の攻撃陣はCF大迫(31)、左サイドアタッカー南野(26)、右サイドアタッカー伊東(28)が先発。たとえば大迫が後半途中に退いて『相手PA内で落ち着いてシュートを放つのが日本代表で一番うまい』といわれる南野がCFに移り、左に鎌田が投入されるパターンはアリです。右サイド伊東のようなタテの突破力はないが、独特のリズムでドリブルしながらゴール前に切れ込んでシュートを放ったり、高いキープ力でラストパスを出せる鎌田は、攻撃にアクセントを加えられる。とても重宝する選手です」(サッカー関係者)