PGAツアー優勝賞金2億円超えはナゼ? 大きく開いた日米差、国内メジャーは5分の1程度
そんな中で、TV局もスポーツコンテンツを増やし、全米で放送できるゴルフが脚光を浴びることになったのだ。
もちろん賞金アップにはタイガー・ウッズというスーパースターの出現も欠かせず、幸運が重なったといえる。
ちなみに、大リーグの登録選手の平均年俸は、現在約400万ドル強。米ツアープロの平均獲得賞金は約150万ドル。まだ大リーグには追いつかないが、ゴルフの場合、選手寿命は長い上に、個人スポンサーがつくので、例えばタイガーやP・ミケルソンなど、いまだに大リーグの最高年俸をはるかに上回る年収のプロもいる。
いずれにしても、日本プロゴルフ界は石川遼や宮里藍という人気プロが誕生しながら、賞金アップのビジネスチャンスを逃して、日米差がついてしまったといえる。
(ゴルフライター・吉川英三郎)