1位・稲見萌寧と2位・古江彩佳の差わずか397万円! 賞金女王レースの行方をスイングから占う
【TOTOジャパンクラシック】最終日
大会前の1689万円から397万円へと差が大きく縮まった。単独2位で賞金レース首位の座を守った稲見萌寧(22)と、今季6勝目を挙げた同2位・古江彩佳(21)とのタイトル争いだ。今季残り3試合で賞金女王の行方はどうなるのか? スイング分析に定評のある小暮博則プロが「風次第ですね」と解説する。
【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)
「古江はドローヒッターでフィニッシュが高い。稲見はフェードヒッターでフィニッシュが低く、好対照です。古江のスイングは常に体の正面にクラブがあり、フェースコントロールとスピンコントロールがうまくて風の中のゴルフに対応しやすい。さらに入射角が安定しているためタテの距離感が合い、長いユーティリティークラブでもグリーンにボールを止められる。一方の稲見は体のターンを先行させて、クラブを振り抜く方向とフェースの向きにズレがあります。ボールのバックスピン量が増える傾向があり、微風なら問題ありませんが、いったん風が吹けば影響を受けやすい。2人ともスイングの完成度は高いのですが、風の中で対決したら古江のほうが有利でしょう」