松山英樹がソニーOPで今季2勝目 18番Hで追いつきスーパーショットみせプレーオフ制す
松山英樹(29)がラッセル・ヘンリー(米国)とのプレーオフの末、逆転で今季2勝目、アジア人最多の米ツアー8勝目を挙げた。
最終日は首位ヘンリーに2打差でスタート。7バーディー、ボギーなしの63で回り、通算23アンダー。最終18番でバーディーを奪って、ヘンリーに追い付く粘り強さを発揮した。プレーオフ1ホール目の18番は2打目をピン側1メートルにつけるスーパーショット。イーグルで決着をつけた。
これまで会場とは相性が悪かった。フラットな林間コースだが、ドッグレッグホールが多く、ティーショットの狙いどころが絞りにくい圧迫感のあるレイアウトを苦手にしていたからだ。アマ時代から過去8度出場して予選落ち3回、セカンドカット1回、最高成績は20年大会の12位とトップ10が一度もなかった。そんなコースへの苦手意識を払しょくする好プレーだった。
「今年はマスターズ連覇の期待もかかりますが、松山は他のメジャーでの優勝も目指しており、オフだった12月はドライバーのストレートドローボールに磨きをかけてきました。その成果がさっそくハワイで表れたという事でしょう。ホール幅が狭いワイアラエCCでフェアウエーをとらえることが多く、ドライバーの自信を深めて来週の『ザ・アメリカンエキスプレス』から始まる米西海岸シリーズに弾みをつけたといえます」(米ツアー記者)